自動車の分類②~ボディタイプによる~(SUV、ピックアップ、ミニバン)
絶賛、インフルです。
ボディタイプで自動車を見分けていきましょー!
流行りのSUV!(2BOXカー)
(SUV=Sport Utility Vehicle)
直訳すると、スポーツ用多目的車。
あまり道が整備されていない道(=オフロード)でも走行できる頑丈さ、頑丈さから来る快適性が売りの車です。
四輪駆動のタイプが多いですね。
四輪駆動…通常は前輪、もしくは後輪のタイヤで駆動するが、四輪すべてが駆動するタイプ。砂・泥濘・積雪・凍結路など不整地での駆動力が高まり、走行が安定します。
日本では三菱のパジェロで流行に火が付きました。
日産:エクストレイル、ジューク
ホンダ:CR-V、ヴェゼル
マツダ:CX-5
ここ数年の注目SUVは三菱アウトランダーPHEVです!
「SUV」と「電動技術」に力を集約している三菱の渾身の一車。
PHEV技術では国内No.1の車と言えるでしょう。
環境規制に厳しい欧州で評価を得ており、輸出は好調だそうです。
さー、お次はピックアップトラック!
国内では通常販売していないので、日本ではあまりお目にかかる機会はないかもしれません。
日本のカーメーカーも北米やら海外では販売していますし、日本の工場で作っていますが。
ボンネットにエンジンルームがあり、リアに二台があるトラックです。
SUVとピックアップトラックで足回りを共有する自動車メーカーがほとんどですね。
というか、ピックアップトラックが生まれ、派生形としてSUVが生まれたので、こっちがSUVの元祖です。
トヨタのピックアップが武装改造されて、ISISに使用されていたっていうニュースもありましたね。
トヨタ:タンドラ、ハイラックス
日産:ナバラ
ホンダ:リッジライン
三菱:トライトン
マイルドヤンキーに人気のミニバン!
2BOXカーの一種で、3列シートが基本。
社内空間も広く、ファミリー向けの車種です。
仲間と遠出するにも便利な車ですね。
最近は内装に力を入れる車もでてきていて、VIPの送迎用に使われるシーンもあるようです。
NYのタクシーにも採用されています、こちらは乗員数の多さですよね。
日産=エルグランド、セレナ、NV200
ホンダ=ステップワゴン
スバル=なし
三菱=デリカD:5
アルファードとか500万円超えてきますが、かなり売れてるようですね、
ちなみに500万円超えると、クラウンクラスの車が買えるようになりますね、BMWも買えます。
以上、このような形で続きます~
自動車の分類~ボディタイプによる~①(セダン、クーペ、ステーションワゴン)
では、まずは王道からいきましょー!!
王道のセダン!(3BOXカー)
こちらはトヨタ クラウンです。
乗用車の基本形で、安いものから高級なものまでかなり幅広く存在しています。
サルーンとも呼ばれますが、本来は同義です。
※米国=セダン、英国=サルーン
ただ、日本では高級セダンにサルーンという言葉が使われたことから、高級なイメージがありますね。
自動車メーカー各社の価格的な頂点にはセダンがいることが多いですね。
実際にセダンは高価なものが多く、カーメーカーにとっても利益率が高いです。
少し前に、スバルが利益率の良いレガシィを売りまくる戦略を取り、現在ではカーメーカーで利益率(営業利益率=本業の儲け=14.7%。2015年度3月期)が最も高い会社になっていますね。
そして、このセダンの派生ともいえるのが、クーペ、ステーションワゴン。
スポーティなクーペ!(3BOXカー)
こちらは先日の東京モーターショーで発表されたマツダ RXーVISIONです。
クーペといえば、ロングノーズで横からみたエロさですよ。
運転の楽しさを追求するスポーツカーです。
2列シートですが、後部座席はかなりスペースが狭いので、2人乗りと考えてもいいくらいです。
一般的にセダンよりも車高が低く、2ドアタイプになります。
ずらっと名前をあげましたが、どれもかっちょEEEEE!!
さー、第一弾最後のボディスタイルはステーションワゴン!
こちらはスバル レヴォーグです。ほしい♡
(ハッチバックもかじります)
セダンをベースとした2BOXでありながら、トランクルームと車室を一体化させて積載能力を高めた車です。
似たようなタイプでハッチバックがありますが、判断基準があいまいです。
自動車の全長でみると、短いものがハッチバック、長くなるとステーションワゴンです。
例えば、
トヨタ:プリウスα、ホンダ:フィットシャトル ⇒ステーションワゴン
です。微妙な違いですよね。
また、ハッチバックはアクア、フィット、ノート、オーリス、デミオといったコンパクトカーも含まれます。
- ステーションワゴンは他に下記車があります。
- トヨタ:カローラ フィールダー、プリウスα
- 日産:ウィングロード
- ホンダ:フィットシャトル
- マツダ:アテンザワゴン(※アクセラスポーツバックはハッチバック)
- スバル:レヴォーグ
とボディタイプ第一弾でした!
次はSUVについて、書きたいと思います!
第9回 大阪モーターショー 振り返り③〜スバル、その他〜
さー、第9回 大阪モーターショー振り返りの3記事目です!!
この記事ではスバルにフォーカスし、そのほかメーカーに言及します。
スバル
テーマ「スバルの技術、デザインの方向性を見せる2台」
目玉は2台のコンセプトカー。
こちらが1台目、”SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT”。
現行の量産車に組み込まれている独自技術を進化させた自動運転技術を搭載し、スバルの将来ビジョンを具体化したモデル。
こちらが2台目、”IMPREZA 5-DOOR CONCEPT”。
次期インプレッサのデザインをイメージし、市販化を意識させるモデルとなっており、こちらはかなり実現可能性が高い。
現在の技術との折り合い次第でしょうね。。
こちらは”BRZ”のSUPER GT(GT300クラス)の参戦モデルです。
トヨタの86も外観は瓜二つですが、それはスバルがOEMして提供している車なためです。
そのため、BRZが本家ということになります。
こちらがスバルのコンパニオンさんたち。
お二人とも清楚な雰囲気で、硬派なスバルのブランドイメージを再現しているような方々でしたね。
左が好みです。
スバルはコンセプトカーが2台ともサイズが大きいです。
インプレッサも現行より一回りくらい大きかったかと思います。
やはり、稼ぎ頭の北米を意識しているんでしょうねー。
さー、残りはオマケみたいなもんですが、どんどんiphone5で撮った荒画像を載せていきます笑
こちらマツダのコンパニオンさんたちです。
マツダは東京モーターショーで展示されたロータリーエンジンのコンセプトカーを期待していましたが、大阪モーターショーには来ていませんでした。。
量産車とエンジンだけ飾られていましたね。
右端のお姉さんが好みです。
お次はダイハツのお姉さんたちです。
左の子はずっとポージング取っていてくれたんですが、右側の子がそのスーツのおっちゃんと話していて、なかなかこっち向いてくれなかったのを覚えています。笑
軽自動車のコンセプトカーがあって、プレゼンしていましたね。
女性の使用シーンをプレゼンしていたり、動くケーキ屋さんのコンセプトカーがあったり、女性を意識しているのかなーと思いました。
アットホームでいて、女性に優しい印象を受けました。
左が好みです。
こちらはスズキのコンパニオンさん集合写真です。
右から2番目が好みです。
スズキに関してはほとんど記憶がありません、ごめんなさい。
お次はフィアットです。
少しぶれていますが、この子は好きです。彼女にしたい可愛さですね。
愛きょうがありました。
アバルテですね、フィアットに続いて、イタリア勢です。
そして、アルファロメオ。
高級車とホットガール。最高じゃないですか?ロマンですね。
正面もありますが、リアが好きなので。。。笑
お次はフランスのルノーです。お姉さん美人。
そしてドイツからベンツ。この方は常にキリっとした表情でした、蹴られたいです。
そして、イギリスのアストンマーチン。
007出演者を展示していました。
映画見ましたけど、珍しくヒロイン可愛いですよね。というか若い。
そして最後は私の一番可愛いと思ったコンパニオンさんです。
カメラ構え続けていると、どんどんポーズを変えてくれるので、すごく楽しかったです。笑
はい!以上が大阪モーターショーの振り返りです!
iphoneで撮った画像ばかりなので、荒かったかもしれませんが、ご覧いただきありがとうございました。
第9回 大阪モーターショー 振り返り②〜三菱、日産、ホンダ〜
第9回 大阪モーターショーの振り返りの続きです!
三菱
テーマ:「得意とするSUVと電気の力で一歩先を走る」
目玉はコンセプトカー”MITSUBISHI eX Concept”。
現行アウトランダーより一回りくらい小さいプレミアムSUVってところでしょうか?
そのほかにはポルトガルトで開催された「バハ・ポルタレグレ500」に参戦したレプリカモデルのアウトランダーPHEVが展示されていた。
三菱は予想以上に人だかりができていて、ビックリしました。
東京モーターショーにあった、下記写真の展示はありませんでしたけど。
新型アウトランダーはPHEVとして世界的にもかなりレベル高いですから、注目されるのはわかりますが、以前のリコールの印象が薄れてきているんでしょうか?
日産
テーマ:自動運転の夢と操る喜びを両立した新たな未来を提案
目玉は4台のコンセプトカー。自動運転とEVですね。
こちらが”Nissan IDS Concept”。
先日の東京モーターショーでベールを脱いだワールドプレミアの”自動運転”コンセプトモデルです。
ちょっと、タイミング悪く、お姉さんの目が閉じちゃってますが、、、笑
奥にあるのは”Nissan GRIPZ CONCEPT”。
今はやりのSUVで、EVシステム搭載だそうです。
こちらが”Nissan TEATRO for DAYS”。
現行DAYSの次期モデルの位置づけです。
現行DAYSは三菱からのOEMで、開発から生産までが三菱で行われています。
が、次期モデルは開発は日産が行い、生産は三菱が行うようですね。
かなり日産の顔になっていますが、三菱verはどうなるんでしょうか?笑
こちらは”Nissan Concept 2020 VISION GRANTURISMO”。
ゲームソフトのグランツーリスモの誕生15周年を記念したバーチャルスポーツカーです。
これはお遊びの1台といったところですかね?
ヨーロッパの若手デザイナーたちが夢を込めて、作ったそうです。
日産はこのグランツーリスモのモデルカーが一番人だかりできていましたね。
やはりスポーツカーがみんな大好きです。
ホンダ
テーマ:環境性能と走りの性能、ホンダが目指す二つの方向性(想いを超えろ)
目玉はやはり、FCV(燃料団地自動車)の市販モデルである”CLARITY FUEL CELL”と歴代最高性能を誇るリアルスポーツカーの”CIVIC TYPE R”。
二つの方向性とは上記二車種のことでしょう。
こちらが”CLARITY FUEL CELL”。
かっこいいですね、トヨタのFCVであるミライよりも好きです。
水素1充電当たり、700km以上の走行を達成しています。
トヨタのミライは650km程度ですから、50km以上長く走れる計算です。
リア(後ろ)もかっこいいんですよねー。
CIVICの写真はありません、ごめんなさーい!
あまり外観に惹かれなかったので笑
それでも運転席に座りたい方は多く、長蛇の列ができていました。
こちらは”NSX”。
ホンダが誇るスーパーカーです。
展示されていたのはレース仕様のモデルでした。
スーパーカーはかっけーのに、大衆車にはなぜこのエッセンスが感じられないのでしょうか。
こちらは”S660”。
クラスは軽自動車ですが、オープンタイプのスポーツカーです。
開発責任者は公募で選ばれた26歳の若手技術者というので、話題になりましたね。
見た目はかなりかっこいいです、小さいわりに価格は張りますが。
ホンダはバイクもかなりの台数を出展していたのが、印象的です。
ほかのカーメーカーはバイクをそもそも作っていないので、展示されませんしね。
ただ、ブースは人が少なかったように思います。
FCVもCIVIC、NSXもあるのに。。。
コンセプトーカーがなかったからですかね?
あとは、スバル、スズキ、マツダですね。
次の記事をお楽しみに。
第9回 大阪モーターショー 振り返り①~トヨタ~
第9回 大阪モーターショーを振り返っていきます!
モーターショーってのは、自動車のファッションショーみたいなもので、各メーカーのコンセプトカー(※)、最新車種が展示されるイベントです。
普段はなかなかお目にかかれない外国の高級車、自動車のほかにバイクも出展されます。
日本では東京モーターショーが最大規模で、次いで大阪、名古屋、福岡と続きます。
※コンセプトカー
カーメーカーの夢と希望、理想だけで出来た車の模型です。
開発中の車の理想型とも取れます。
コンセプトモデルはかっけーーーのに、販売されるところまでいくと、あちゃーーーーな例はたくさんあります。笑
また、超絶美人なコンパニオンさんが宣伝イメージに合わせた衣装をきて、PRしており、イベントの華として、来場客を楽しませています。
コンパニオンさんの写真を取るためだけに来られる方もいらっしゃいます。
さて、今回は2015年12月4日(金)から12月7日(月)まで開催された大阪モーターショー(@インデックス大阪)について、書きます。
前回の大阪モーターショーでは30.5万人が来場し、今年は32万人が目標でした。
実際のところは29万人の来場客数だったようです。
それでも十分多いですよね、単純計算で8万人超/日ですよ?
テーマ:想像を超える明日がここにーMeet The Future-
未来という点では、「自動運転」、「環境対応」がやはり目玉だったように思います。
コンセプトカーおいて、スクリーンで自動運転のイメージ動画ドーーンて感じでしたね。
では、各ブランドについて、見ていきましょう。
テーマ:「走る喜び、使う楽しさの新たな可能性を提案」
目玉は新型プリウス(4代目)で、2種類のコンセプトカーもあった。
コンセプトカーにはマツダ ロードスターのクラスのライトウェイトスポーツとSUVがあった。
奥にあるSUVがこちら。
プリウスは実際に乗ったり、触ったりできましたが、けっこう人だかりが出来ていて、世間に注目されているんだなーと思わされました。
水素カーであるミライがないのは意外でしたね。
販売好調なので、展示にまわす余裕がないのでしょうか?
コンパニオンさん
レクサス
テーマ:「クロスオーバーSUVの頂点へ」
フルモデルチェンジしたばかりの「RX450h」というプレミアムクロスオーバーSUVが目玉。
また、日本初上陸の「LX570」も展示されていた。こいつはかなりでかい。
写真を撮る気にならなかったので、あんまり印象がない、、、、笑
実際撮ってません。。。
目立ったプレゼンもなく、高級ブランドは語らずとも、製品とイメージで販売するのか、という感じでしたね。
2015年はレクサス10周年のメモリアルイヤーだったので、そのイメージ動画がずっと流されていました。
一旦、トヨタ自動車で区切らしてもらいまして、別の記事で他メーカーを書きます。
続く。
自動車の分類~BOXによる~
乗用車は色々な視点から分類が分けられています。
例えば、ハイブリッド車とかガソリン車とか、日本車とか外車とか色々ありますよね。
前者は動力で、後者はメーカー本社の場所に由来しています。
今回はボディの形による分類を見ていきます。
大きく分けて、3種類あります。
①1BOXカー
ボディ全体が一つの箱のような形になっているスタイルの車です。
ミニバン、バンがこれにあたり、軽自動車も多いですね。
エンジンは運転席の下に置かれていて、車室と一体化しています。
車内空間を広く取ることができて、多くの荷物を積むことができます。
商用車にも多いですね。
ちなみにこの分類で今年一番売れているのはトヨタ VOXY(ヴォキシー)です。
②2BOXカー
エンジンルームと車室が分かれているものです。
こちらは1BOXカーよりも幅が広いですね。
トヨタ アクアやカローラ フィールダー、ホンダ フィットやグレイス、日産 ノート、マツダのデミオやアクセラのスポーツバックなど。
1BOXと比べると、フロントが長いですから、正面衝突時の安全性は高いですし、荷物を積む空間も大きいです。
次に述べる3BOXカーと1BOXカーの長所を寄せ集めたような車です。
これで今年一番売れているのはトヨタ アクアです。
ぶっちぎりです。分類を無視しても、販売台数は断トツの1位。
2位とは5,000台以上の差があります。
③3BOXカー
いわゆるセダンと呼ばれる車はこれです。
エンジンルーム、車室、トランクルームがそれぞれ独立しているものです。
衝突時は全面はエンジンルーム、背後はトランクルームが衝撃を吸収するので、安全性は一番高いです。
乗用車としては一番ベーシックな形といえそうです。
今年一番売れている車はトヨタ カローラですが、統計上2BOXのカローラも含まれています。ほかにはトヨタ クラウン、スバル インプレッサ(2BOXのスポーツバック含む)が売れていますね。
トヨタ クラウン
スバル インプレッサ
3BOXカーでやっとスバルが名乗り上げるだけで、基本的にトヨタが販売台数は群を抜いていますね。
3BOXカーで絞るとクラウンが一番売れている可能性も無きにしも非ずです。
恐るべしトヨタ。
参考:
自販連のホームページ
タカタ、大丈夫?国交省からも指導~②~
さて、
タカタ、大丈夫?国交省からも指導① - Carnalyzeの続編です。
前回はタカタのエアバッグのインフレーターに関わる騒動の概要を説明しました。
今回はタカタの決算情報から、今回の騒動をみていきます。
結論から申し上げると、今回の1件ですぐにタカタが潰れるようなことはありません。
なぜでしょうか?
確かに、ホンダを始め、トヨタ、日産、マツダ、三菱、富士重工業(スバル)など日系自動車メーカーをはじめとして、タカタ製の硝酸アンモニウムを使ったインフレーターを採用しないと打ち出しています。
ほとんど全てのメーカーからの受注を失うことになります。
一つのモデルのコンペで負けたなんて、どーでもよくなるくらい痛いことですよ、これは。
ただ、※硝酸アンモニウムを使ったという、条件があるのが救いです。
そして、今後は硝酸アンモニウムの代わりに、硝酸グアニジンの採用し、各社からの信用回復および受注を狙っていくそうです。
ただ、硝酸グアニジンは競合他社が使用している化学薬品で、この材料の実績は他社(㈱ダイセルなど)にあるわけですから、受注の獲得は簡単とは言えないでしょう。
サプライチェーンのリスク管理の関係で、複数社発注を基本としているメーカーは採用するかもしれませんが、厳しい監査・管理が待っていることでしょうね。
こんな厳しい状況なタカタですが、大丈夫です。
下記資料をご覧ください。
タカタの2014年度の決算資料を抜粋したものです。
タカタはエアバッグだけで稼いでいるメーカーではないんですね。
確かに売上比率を40%近く締めていますが、硝酸アンモニウムを使ったインフレーターはこのごく一部です。
一気に40%もの売上がなくなるわけではありません。
また、シートベルト・ステアリングといった他の安全装置の商品群があります。
ちなみに顧客はこんな感じです。
同じく2014年度決算資料からの抜粋です。
ホンダが多いんですよね。
ですから、ホンダが硝酸アンモニウムを使ったインフレーターの不採用を打ち出したときは、新聞紙上がかなり騒ぎたてました。
それでも日系各メーカーと直接取引はあるはずですから、強いですよね。
あとは、燃費をちょろまかしたフォルクスワーゲンの取引比率が多いのも気がかりなくらいですかね。
トヨタは相変わらず調子がいいですから、問題ありません。
初めて見た印象は、思ったより外資が多いですね。
日系部品メーカーからすると、変わった顧客構成な気がします。
オーナー企業で独資だからこそでしょうか。
ただ、このランキングのメーカーはそもそも生産台数が多いですから、それは多少なりとも関係しているでしょう。
まーしかし、アメリカでの風評被害は懸念事項ですね。
見てください、2014年度決算で発表された2015年度の見通しです。
北米の割合が高いんですよ。
やはり原油安・経済好調を追い風に台数の出る北米が、稼ぎ頭です。
日系各メーカーともそうですけどね、現地でのTVや新聞紙上ではかなりバッシングを受けていることでしょう。
こういった顧客の目に耐えるためにも、カーメーカーは不採用という手段を取るわけですよね。
こんな逆風は吹いていますが、商品はエアバッグに限りませんし、東証一部上場の大企業です。
簡単には潰れません。
カーメーカーも不採用は打ち出しつつも、潰れると困るのはわかりきっていることなので、別分野で仕事をあげたり、インフレーターを共同開発するなり、なんなりして一緒に乗り越えていくことでしょう。
株価は昨年と比べ、2分の1くらいになっていますが、また上がり始めています。
今後も注目しながら、見ていきましょう。
我々カーユーザーにとって、安全部品は非常に大事ですから。