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タカタ、大丈夫?国交省からも指導①

米国で自動車用エアバッグの欠陥が叫ばれて以来、ニュースを騒がせているタカタが、日本国内でも新たに指導が入りました。

エアバッグ=乗員保護システムの一つ。膨らんだ袋体を用いて、衝撃緩和させます。SRS(補助拘束装置)エアバッグシステムが本来の名称。あくまでもシートベルト着装を前提としたうえで、その効果を最大限に発揮する装置です。

 

2015年12月5日(土) 日経新聞

タカタ製エアバッグの欠陥問題で、国土交通省は4日、タカタと自動車メーカーに対し、異常破裂の原因の疑いがある火薬原料「硝酸アンモニウム」を使ったタカタ製エアバッグの搭載を2018年までに段階的に停止するよう指導した。

 

 

これまでもすでにタカタは米国の運輸省・高速道路交通安全局(NHTSA)と硝酸アンモニウムを使ったインフレーターの供給を18年までに停止することで合意しています。

※インフレーター=エアバッグを作動させる際、火薬(硝酸アンモニウム含む)を爆発させてガスを発生させ、エアバッグを0.01秒の単位で瞬時で膨らませます。その火薬が爆発するところがインフレーターです。

 

ここで問題になっている硝酸アンモニウムですが、産業用爆薬や肥料などにも使用されており、直ちに危険なものというわけではありません。

 

米国でインフレーターが爆発した事例が多く発生し、その原因が硝酸アンモニウムだと叫ばれているのです。

タカタはこの因果関係を否定していますが。。

 

そもそもタカタとはどのような会社でしょうか?

 

創業 1933年、資本金 約420億円、売上高 約6430億円、従業員 連結約5万人

 

東証一部上場で、21カ国58工場もつ、グローバルな大企業です。

高田氏をトップに据えるオーナー企業で、今も代表取締役会長兼社長は高田 重久氏です。

 

シートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、トリム、チャイルドシートなど、製造販売を行う自動車安全システム分野のサプライヤーです。

 

もともとは繊維織物会社でしたが、1950年代からシートベルトを開発し、エアバッグチャイルドシートへと手を広げ、今では「交通事故による犠牲者ゼロ」の目標を掲げている会社です。

ちなみに1977年に開発した本格的チャイルドシートは日本初の商品でした。

 

そんな企業の売上構成はどのようなものでしょうか?

 

これについては次の記事で紹介させて頂こうかと思います。