自動車の分類~BOXによる~
乗用車は色々な視点から分類が分けられています。
例えば、ハイブリッド車とかガソリン車とか、日本車とか外車とか色々ありますよね。
前者は動力で、後者はメーカー本社の場所に由来しています。
今回はボディの形による分類を見ていきます。
大きく分けて、3種類あります。
①1BOXカー
ボディ全体が一つの箱のような形になっているスタイルの車です。
ミニバン、バンがこれにあたり、軽自動車も多いですね。
エンジンは運転席の下に置かれていて、車室と一体化しています。
車内空間を広く取ることができて、多くの荷物を積むことができます。
商用車にも多いですね。
ちなみにこの分類で今年一番売れているのはトヨタ VOXY(ヴォキシー)です。
②2BOXカー
エンジンルームと車室が分かれているものです。
こちらは1BOXカーよりも幅が広いですね。
トヨタ アクアやカローラ フィールダー、ホンダ フィットやグレイス、日産 ノート、マツダのデミオやアクセラのスポーツバックなど。
1BOXと比べると、フロントが長いですから、正面衝突時の安全性は高いですし、荷物を積む空間も大きいです。
次に述べる3BOXカーと1BOXカーの長所を寄せ集めたような車です。
これで今年一番売れているのはトヨタ アクアです。
ぶっちぎりです。分類を無視しても、販売台数は断トツの1位。
2位とは5,000台以上の差があります。
③3BOXカー
いわゆるセダンと呼ばれる車はこれです。
エンジンルーム、車室、トランクルームがそれぞれ独立しているものです。
衝突時は全面はエンジンルーム、背後はトランクルームが衝撃を吸収するので、安全性は一番高いです。
乗用車としては一番ベーシックな形といえそうです。
今年一番売れている車はトヨタ カローラですが、統計上2BOXのカローラも含まれています。ほかにはトヨタ クラウン、スバル インプレッサ(2BOXのスポーツバック含む)が売れていますね。
トヨタ クラウン
スバル インプレッサ
3BOXカーでやっとスバルが名乗り上げるだけで、基本的にトヨタが販売台数は群を抜いていますね。
3BOXカーで絞るとクラウンが一番売れている可能性も無きにしも非ずです。
恐るべしトヨタ。
参考:
自販連のホームページ